英、ロシア大使呼び出し抗議 モスクワ駐在の英外交官追放受け

AI要約

英国政府はモスクワ駐在の英外交官を追放すると発表し、ロシア大使を呼び出して抗議した。

ロシア連邦保安局は英外交官6人をスパイ活動と破壊工作に関与した疑いで追放。英外務省は措置に根拠がないと否定。

英国の報道官は、ロシアの行動を容認できないとし、国家間の基準に反する行為だと非難した。

英、ロシア大使呼び出し抗議 モスクワ駐在の英外交官追放受け

[ロンドン 18日 ロイター] - 英国政府は18日、モスクワ駐在の英外交官を追放するなど「前例のない事実無根の公的な攻撃」を受け、ロシア大使を呼び出し抗議したと明らかにした。

ロシア連邦保安局(FSB)は13日、モスクワ駐在の英外交官6人を、スパイ活動と破壊工作に関与した疑いがあるとして追放した。英外務省は、FSBの措置は「全く根拠がない」と表明している。

英外務省の報道官は、こうした行動パターンは「全く容認できない」ものであり、国家間の行動基準に反すると表明。「英国の安全保障と民主主義を損ない、脅かし、ウクライナに対するわが国の支援を阻止しようとするロシアの意図的なキャンペーンだ」と言明した。

この追放が発表された数時間前、スターマー英首相とバイデン米大統領はホワイトハウスで会談し、ウクライナに対し長距離ミサイルを使用したロシア領内への攻撃を認めるかどうかについて協議していた。