世界最高の国ランキング・トップ10 [2024年版]（海外）

USニューズ&ワールド・レポートの「世界最高の国」ランキングで、スイスが再び首位に立った。

このランキングでは、「文化的遺産」「国力」「起業家精神」などに関して89カ国がランク付けされた。

ヨーロッパ諸国は「生活の質」が高い傾向にあり、アメリカは「国力」と「敏捷性」で上位にランクインした。

スイスが3年連続で「世界最高の国」に選ばれた。

USニューズ&ワールド・レポートがペンシルベニア大学ウォートン校などと提携して毎年作成している「世界最高の国」ランキングの2024年版が9月10日に発表された。

スイスは2017年から2020年まで1位だったが、2021年はカナダにトップを奪われていた。だが2022年から再びトップを守っている。カナダは今年4位にダウンした。

このランキングでは、調査にオンラインで参加した1万7000人が、各国の特徴について73の観点ごとに評価を行った。それに基づき点数が付けられ、それらは「生活の質」「起業家精神」「ビジネスの開放性」「権力」「敏捷性」など10のカテゴリーごとに評価された。

ウォートン・スクールでマーケティングを教えるデイビッド・レイブシュタイン（David Reibstein）教授は、声明でこう述べている。

「『世界最高の国』のレポートは、各国が貿易や観光、社会経済的影響力をめぐって競い合う上で、強いグローバルイメージを持つことの重要性を示している。このランキングは単なる『美人コンテスト』ではない。自国がどう見られているかということが、観光や海外直接投資、貿易といったGDPの重要な要素を通して経済に影響を及ぼすということを、世界のリーダーは認識する必要がある」

以下にUSニューズ&ワールド・レポートによる「世界最高の国」ランキングの総合順位トップ10と、それぞれの国が優れているカテゴリーやサブランキングでの順位を紹介する。

各国の人口データはアメリカ国勢調査局から、GDPの情報は経済協力開発機構（OECD）から入手した。