ソロモン諸島の太陽光発電支援 融資と助成で21億円 アジア開銀

AI要約

アジア開発銀行(ADB)は、ソロモン諸島政府との再生可能エネルギー導入計画に総額1500万米ドルの資金協力で合意した。

計画では、太陽光発電施設や蓄電システムの整備を支援し、ガダルカナル、マライタ両州に施設を新設する。

ソロモンの電力は主にディーゼル発電のため、再エネは2%にとどまっている。

 【シドニー時事】アジア開発銀行(ADB)は16日までに、南太平洋の島国ソロモン諸島政府との間で、同国の再生可能エネルギー導入計画に総額1500万米ドル(約21億円)の資金協力を行うことで合意した。

 太陽光発電施設や蓄電システムの整備を支援する。

 資金協力の内訳は、融資が1000万米ドル、助成金が500万米ドル。計画では、ガダルカナル、マライタ両州に太陽光発電所を新設し、首都ホニアラに蓄電システムを設ける。学校屋上への太陽光パネル設置の試験事業も支援する。ADBによると、ソロモンの電力は現在、大部分がディーゼル発電で賄われており、再エネは2%程度にとどまっている。