ミャンマー洪水、死者113人に ボランティア支援活発化

AI要約

ミャンマーで台風11号による洪水で113人が亡くなり、ボランティアによる支援活動が行われている。他の東南アジア諸国でも400人以上の死者が出ている。

ミャンマーでは被災地への物資輸送が困難な状況で、インドなど外国からの支援が要請され、送られている。

被災地ではボランティアの車やトラックが支援物資を運び、異例の外国援助も行われている。

ミャンマー洪水、死者113人に ボランティア支援活発化

【AFP=時事】ミャンマーで、台風11号(アジア名:ヤギ、Yagi)に伴う洪水の犠牲者が15日時点で113人に達した。地方で死者・行方不明者の報告が急増する中、ボランティアによる支援物資の輸送が始まっている。

 ミャンマーのほかベトナム、ラオス、タイを合わせると、台風11号が東南アジア各国にもたらした洪水と土砂災害による死者は計400人超となった。

 ミャンマーではただ、道路や橋が寸断され、電話やインターネット回線も遮断されているため、状況の把握は困難となっている。

 AFP記者によると、商業都市ヤンゴン(Yangon)からは水、衣類、食品を積んだ多数のボランティアの車やトラックが、バゴー(Bago)地域タウングー(Taungoo)や首都ネピドー近郊の被災地に向かっている。

 屋根にボートがくくり付けられている車も見られた。

 国営メディアは14日、軍政トップが洪水対策のため異例の外国援助を要請したと伝えた。

 インド外務省は15日、食料、衣類、医薬品など数十トン分の支援物資をミャンマーに送ったと発表。また、ベトナムとラオスにも同様の支援を行ったと明かした。【翻訳編集】 AFPBB News