ウクライナの「勝利計画」、ロシアに外交的終戦促す可能性=大統領

AI要約

ウクライナのゼレンスキー大統領は、バイデン米大統領に提示する「勝利計画」がウクライナを強化し、ロシアに対して心理的影響を与えると述べた。

ゼレンスキー大統領は、クリミア・プラットフォームで計画を提示し、同盟国の支持が戦争終結に寄与すると期待している。

一方、ロシアのショイグ安全保障会議書記は、ウクライナ軍がロシア領内に留まる限り交渉は行われないと述べ、プーチン大統領のスタンスを示唆した。

ウクライナの「勝利計画」、ロシアに外交的終戦促す可能性=大統領

[キーウ 11日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は11日、今月中にバイデン米大統領に提示する方針を明らかにしている「勝利計画」はウクライナを強化するとともに、ロシアに外交交渉による戦争終結を促す「心理的」影響を与えるとの見解を示した。

ゼレンスキー大統領は国際枠組み「クリミア・プラットフォーム」の席で、年内開催を目指す2回目の平和サミットの前に同盟国に計画を提示することが重要とし、「パートナー諸国が(この計画を)支持すれば、ウクライナがロシアに対し戦争終結を推し進めやすくなる」と言明。「この計画は戦争を終わらせるというロシアの決定に心理的、政治的な影響を与えるだろう」と述べた。

一方、ロシア前国防相のショイグ安全保障会議書記は10日、ウクライナ軍がロシア領内に留まる限りウクライナ政府との交渉は行われないと言明。それがプーチン大統領のスタンスだと述べた。