イラン大統領が就任後初外遊で隣国イラクに ガザ地区の戦闘拡大望まないことで一致
イランのペゼシュキアン大統領がイラクを訪問し、両国の関係強化を図る際の重要な会談が行われました。
ペゼシュキアン大統領はイスラム諸国の結束を強調し、イスラエルのテロ根絶の重要性を訴えました。
14の協定の締結や経済、安全保障面での連携強化など、両国の協力関係が進展していることが明らかにされました。
イランのペゼシュキアン大統領が就任後初めての外遊で、隣国のイラクを訪問しました。中東情勢が緊迫するなか、両国の結び付きをより強固にするのが狙いです。
イランのペゼシュキアン大統領は11日、イラクの首都バグダッドにある空港で、スダニ首相らに出迎えられました。
その後の会談でペゼシュキアン大統領は「イスラム諸国の結束がイスラエルのテロを根絶する鍵になる」と述べたということです。
両国は、ガザ地区の戦闘拡大を望まないとの認識で一致したとしています。
また、経済や安全保障面で14の協定を結んだことも明らかにしました。
イランが欧米から制裁を受けるなか、イラクは主要な貿易国の一つで両国の結び付きは強まっています。
7月に就任したペゼシュキアン大統領は欧米への融和路線に加え、中東の近隣諸国との関係改善も掲げていました。