トルコ大統領、イスラム首脳会議の招集要請 ガザ戦争巡り

AI要約

トルコのエルドアン大統領がイスラム協力機構(OIC)に対し、パレスチナ自治区ガザでの戦争とイスラエルによるエルサレムへの攻撃について協議する緊急首脳会議の招集を要請。

エルドアン大統領は、OICが攻撃に無関心な姿勢を続けていることに反対し、首脳レベルの会合の急務性を主張。

さらに、6日に起きた米国籍の女性殺害事件については国際司法裁判所(ICJ)提訴の意向を表明。

[アンカラ 9日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領はイスラム協力機構(OIC)に対し、パレスチナ自治区ガザでの戦争とイスラエルによるエルサレムへの攻撃について協議する緊急首脳会議の招集を要請した。

エルドアン大統領は、エルサレム問題に対処する任務を負うOICがこうした攻撃に無関心な姿勢を続けていることは考えられないと主張。「これ以上時間を無駄にすることなく、首脳レベルの会合を開催することが急務だ」との見解を示した。

また、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸ナブルス近郊で6日、ユダヤ人入植地拡大に反対するデモに参加していた米国籍の女性がイスラエル軍に殺害された事件について、国際司法裁判所(ICJ)に提訴する意向だと明らかにした。

イスラム協力機構はイスラム世界の集合的な声を代表する団体として、現在57カ国が加盟している。