ハリス氏とトランプ氏、さっそく批判の応酬 米大統領選TV討論会

AI要約

米大統領選のテレビ討論会で、ハリス副大統領とトランプ前大統領が経済政策や移民問題について論戦を繰り広げた。

トランプ氏は関税政策や経済状況を批判し、ハリス氏はトランプ氏の政策に対し強く反論した。

ハリス氏はトランプ氏の遺産を批判し、バイデン政権が残された課題に取り組んでいることを強調した。

ハリス氏とトランプ氏、さっそく批判の応酬 米大統領選TV討論会

 米大統領選の行方を左右するテレビ討論会。民主党のハリス副大統領(59)と共和党のトランプ前大統領(78)による初めての論戦を、全米の有権者が見守る。

 経済政策について問われたトランプ氏は、大統領時代にかけた他国への関税について触れ、「私は関税で中国から数十億ドルを得た」と強調した。

 バイデン政権下での経済状況については「インフレのせいでひどい経済になっている」と言及。その後は、バイデン政権が移民の流入を許しているとして、「彼らを追い出さないといけない」と訴えた。

 トランプ氏が冒頭の経済に関する質問への答えでハリス氏を批判したことについて、ハリス氏もトランプ氏を批判する形で反論した。ハリス氏は「トランプ氏は、この100年で最悪の公衆衛生上の疫病を我々に残した。トランプ氏は、南北戦争以来最悪の民主主義への攻撃を我々に残した。我々(バイデン政権)は、トランプ氏が残した残骸を掃除することから始める必要があった」と述べた。