国連、イスラエルにパレスチナ占領終わらせる決議案を来週採決へ

AI要約

国連総会がイスラエルに対しパレスチナ占領地の不法なプレゼンスを撤退するよう求める決議案を来週採択する見通し

決議案は国際司法裁判所の意見に基づき、占領地からの撤退を6カ月以内に要求

各国の指導者が会議に集まる直前の採決日程となる可能性あり

国連、イスラエルにパレスチナ占領終わらせる決議案を来週採決へ

Michelle Nichols

[国連 9日 ロイター] - 国連総会は来週、イスラエルに対し「パレスチナ占領地における不法なプレゼンス」を6カ月以内に終わらせるよう求める決議案を採決する見通しだ。

パレスチナ自治政府が作成し、ロイターが確認した決議案は、イスラエルによるパレスチナ自治区の占領と入植活動は違法で、撤退すべきだとする7月の国際司法裁判所の勧告的意見を受け入れることが主な目的。

国際司法裁判所は「可能な限り速やかに」撤退すべきとしているが、国連総会の決議案は6カ月以内という期限を設けている。

アラブ・グループ、イスラム協力機構、非同盟運動が9日、193カ国が加盟する国連総会で9月18日に採決するよう求めた。決議案の文言は採決前に修正される可能性がある。

採決は世界の指導者が国連の年次会議でニューヨークに到着する数日前となる。

イスラエルのダノン国連大使は「この不名誉な決議案を全面的に拒否し、代わりにイスラム組織ハマスを非難し人質全員の即時解放を求める決議案を採択する」よう国連総会に求めた。