ボーイング宇宙船、ISS分離 不具合で無人の帰還

AI要約

初の有人試験飛行中に不具合が発生し、無人で帰還したボーイングの新型宇宙船「スターライナー」がISSから切り離され、米国に着陸した。

スターライナーは飛行中に故障が発生し、一部の装置が機能しなくなったため、一時的な滞在延長を試みたが、最終的に無人で地球に戻ることとなった。

ISSに残る飛行士2人は来年2月に米宇宙企業スペースXの宇宙船「クルードラゴン」で帰還する予定だ。

ボーイング宇宙船、ISS分離 不具合で無人の帰還

 【ニューヨーク時事】初の有人試験飛行中に不具合が発生し、無人で帰還することになった米航空大手ボーイングの新型宇宙船「スターライナー」が6日午後(日本時間7日午前)、国際宇宙ステーション(ISS)から切り離された。

 約6時間後、米西部ニューメキシコ州のホワイトサンズ米軍ミサイル実験場に着陸した。

 6月5日に宇宙飛行士2人を乗せて打ち上げられたスターライナーはISSへの到着には成功したが、飛行中に推進装置の一部が故障。当初約1週間だった滞在を延長し解決を図ったが、安全性に懸念が残るとして無人の状態で地球に戻ることになった。

 ISSに残る飛行士2人は、実業家イーロン・マスク氏率いる米宇宙企業スペースXの宇宙船「クルードラゴン」に搭乗して来年2月に帰還する。