宇宙船「スターライナー」無人でISSを分離、地球に向け出発 有人での帰還断念

AI要約

ボーイング製の宇宙船「スターライナー」が無人でISSから分離し、地球に向けて帰還を果たしました。

装置の不具合により有人帰還を断念したアメリカ人宇宙飛行士2人は、別の宇宙船で来年2月まで滞在することになります。

無人での帰還を経て、スターライナーは不具合の解析や設計改善に活用される予定です。

有人での帰還を断念したボーイング製の宇宙船「スターライナー」が無人でISS(=国際宇宙ステーション)から分離し、地球に向け出発しました。

アメリカの民間企業ボーイングが開発した宇宙船「スターライナー」は日本時間午前7時すぎ、ISS(=国際宇宙ステーション)から無人のままで分離しました。

2人の宇宙飛行士を乗せたスターライナーは今年6月に打ち上げられ、ISSに到着しましたが、装置に不具合が見つかったため、NASAは安全性を考慮し、スターライナーでの有人帰還を断念しました。

アメリカ人宇宙飛行士2人は、当初1週間だった滞在予定を来年2月まで大幅に延長し、スペースXの宇宙船「クルードラゴン」で帰還する予定です。

無人で帰還する「スターライナー」は、不具合の解析や設計の改善に役立てられるということです。