【サブスクで観るならこの1本!】寄生されたらもうおしまい!シリーズ最新作公開のSFホラー映画金字塔

AI要約

『エイリアン』は1979年に公開されたSFホラー映画で、巨匠リドリー・スコットの代表作です。宇宙船内でのエイリアンとの攻防や独自の生態系など、色褪せることのない魅力が詰まっています。

シリーズ最新作『エイリアン:ロムルス』の公開に合わせて、本作を観ておくことをおすすめします。古臭さを感じさせないエイリアンの世界にどっぷり浸れるでしょう。

エイリアンシリーズを楽しむためには、まずは1作目の『エイリアン』を観ることが必須。その後は公開順や好みに合わせて続編や前日譚などを楽しむことができます。

【サブスクで観るならこの1本!】寄生されたらもうおしまい!シリーズ最新作公開のSFホラー映画金字塔

サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は1979年公開の『エイリアン』をご紹介します!

『エイリアン』(1979年・アメリカ)

(配信: Disney+)

『ブレードランナー』『グラディエーター』『ハウス・オブ・グッチ』などで知られる巨匠リドリー・スコットの代表作にして出世作でもあるSFホラー映画の金字塔。資源採掘を終え地球へ帰航中の宇宙貨物船ノストロモ号は、発信者不明の信号を傍受し見知らぬ惑星へと降下する。惑星を調査するリプリー(シガニー・ウィーバー)らであったが、乗員の一人の顔面に未知の生物が付着。引き剥がすことができぬまま仕方なく惑星を後にするが……。

1979年の1作目公開を皮切りに、ナンバリングタイトルとなる2〜4、『プレデター』とのクロスオーバー作品『エイリアンVSプレデター』シリーズ、1作目の前日譚的作品『プロメテウス』『エイリアン: コヴェナント』と、40年以上新作が作り続けられている不朽の名作『エイリアン』。2024年9月にはシリーズ最新作となる『エイリアン:ロムルス』が公開され、時間軸的には『エイリアン』と『エイリアン2』の間の物語。つまり、最新作を観るために最低限観ておかなければならないのは、今回ご紹介する1作目のみということだ。

公開から45年を経ても色褪せることのないSF描写をはじめ、宇宙船内という閉鎖空間で繰り広げられるエイリアンとの攻防、寄生・成長・酸性の血液など独自の生態系を持つエイリアンの恐ろしさ(魅力)、現代のチャットGPTに類似する AI「マザー」の存在など、古臭さは微塵も感じられないはず。本作を楽しむことができたのなら、最新作『エイリアン:ロムルス』を劇場で観るも良し、前日譚的作品『プロメテウス』を攻めるも良し、公開順通り『エイリアン2』へ進むも良し、楽しみ方はあなた次第。エイリアンに寄生された人間の如く、一度ハマれば抜け出せないエイリアン沼。この機会にご堪能あれ!

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※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。

ミヤザキタケル

1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 WOWOW・宝島社sweet・DOKUSOマガジンでの連載のほか、ラジオ・配信番組・雑誌などで映画を紹介。イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30人のシネマコンシェルジュ」など幅広く活動中。