発がん性指摘の「PFAS」 明石川流域住民の血中濃度を市民団体が調査 約半数がアメリカの指針値超え 市は「飲み水として問題ない」

AI要約

明石市の市民団体が有機フッ素化合物「PFAS」の血中濃度を調査。約半数が安全指針値を超えていたことが判明。

明石川流域の水道水利用が問題視され、PFASの検出も大幅に規定値を上回っていることが報告されている。

一方、明石市は水道水の安全性を主張し、給水口では暫定目標値以下であることを強調。

発がん性指摘の「PFAS」 明石川流域住民の血中濃度を市民団体が調査 約半数がアメリカの指針値超え 市は「飲み水として問題ない」

 有機フッ素化合物「PFAS」の血中濃度を調査しました。

 兵庫県明石市の市民団体は明石川流域に住む33人について、有機フッ素化合物「PFAS」の血中濃度を調べたところ、約半数の16人が、アメリカ国内の安全指針値を超えていたと発表しました。

 また、明石川を取水源とする水道水を日常的に利用していることがその要因のひとつとの考えを示しました。

 「PFAS」の一部は半導体の生産などに使われ発がん性など健康への影響が指摘されていて、明石川流域では、国の暫定目標値を大幅に上回る、最大92倍のPFASが検出されています。

 一方、明石市は「水道の給水口では暫定目標値以下になっていて、飲み水として問題ない」と安全性を主張しました。