台湾、内閣顧問に在住邦人 台南の野崎氏、異例の任命

AI要約

台湾の新政権が異例の措置として、日本人の野崎孝男氏を政務顧問に任命。

野崎氏は、台湾で城市外交顧問として活動し、日台関係の発展に貢献したいと意気込み。

野崎氏は過去に東京都議を務め、台湾政府内で移民政策にも関わる。

 【台北共同】台湾行政院(内閣)は、南部・台南市在住で同市の城市(都市)外交顧問を務める野崎孝男氏(50)を政務顧問に任命した。任命証書が6日までに野崎氏に届いた。行政院によると、ここ数年で政務顧問に外国人を選んだ例は確認できないといい、日本人が就くのは異例。

 野崎氏は任命について「台湾の新政権が対日関係を重視している表れではないか。日台関係の発展に貢献できるよう努力したい」と話している。

 野崎氏は東京都練馬区出身で、同区議を務めた後、07年に訪台。

 頼清徳総統が台南市長だった16年に同市顧問に就任。台湾政府内で移民政策に関わる委員でもある。