カナダ中銀、3会合連続利下げ インフレ鈍化、景気に目配り

AI要約

カナダ銀行は政策金利を3回連続で引き下げ、景気下支えを図る。

消費者物価指数は目標に近づいており、物価上昇圧力が和らいでいる一方、経済指標は軟調で労働市場も減速している。

 【ニューヨーク時事】カナダ銀行(中央銀行)は4日、主要政策金利を4.50%から4.25%に引き下げることを決めた。

 利下げは3会合連続。インフレの鈍化基調が続く中、利下げで景気を下支えする必要があると判断した。

 7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.5%上昇と、カナダ銀が目標とする2%に近づいており、物価上昇圧力が和らいでいる。一方、カナダ銀は6~7月の経済指標が軟調だったと指摘。労働市場も引き続き減速していると分析した。