英外相、イスラエルに対する武器輸出許可の一部停止を発表

AI要約

イギリスのラミー外相は、イスラエル向けの一部武器輸出許可を停止すると発表しました。

武器のうち、国際人道法に違反する可能性がある約30品目が対象で、主にヘリコプターやドローンが含まれます。

イギリス議会やイスラエル政府から懸念の声が上がり、アメリカやドイツなど他の国への影響も注目されています。

イギリスのラミー外相は、イスラエルに輸出している武器のうち、国際人道法に違反して使用される危険性があると判断された武器輸出許可の一部を停止すると発表しました。

ラミー外相は2日、イスラエルに対する武器輸出許可の一部を停止すると発表しました。

対象は、イギリス政府が民間企業に与える武器輸出許可の見直しによって、国際人道法に違反して使われる危険性があると判断された350の輸出品のうち、およそ30品目です。

ヘリコプターやドローンなど、パレスチナ自治区ガザ地区での軍事作戦に使われているものが主な対象となっています。

イギリスの地元メディアは、イスラエルのカッツ外相が、この決定はハマスとイランに対して「非常に問題のあるメッセージを送るものだ」と述べたと伝えています。

イスラエルへの武器輸出をめぐっては、イギリス議会の一部から国際人道法に違反して使われる危険性があるとの懸念が出ていました。

イスラエルは、兵器の多くをアメリカやドイツから供給しているため、他の国への影響も注目されています。