イスラエル中銀、金利4.50%に据え置き 年内引き下げの公算小さい

AI要約

イスラエル銀行は政策金利を4.50%に据え置いた5回目の会合を開催。

アナリスト15人全員が金利変更はないと予想。

アビル副総裁は金利引き下げ可能性は低いと述べ、慎重かつ保守的な金融政策が必要と強調。

イスラエル中銀、金利4.50%に据え置き 年内引き下げの公算小さい

Steven Scheer

[エルサレム 28日 ロイター] - イスラエル銀行(中央銀行)は28日、5会合連続で政策金利を4.50%に据え置いた。地政学的不確実性による経済リスクの高まりとインフレ率の高止まりを背景に、2025年まで金利を引き下げる公算は小さいとの見通しを示した。

ロイターが調査したアナリスト15人全員が金利変更はないと予想していた。

アビル副総裁はロイターに対し「年内に金利を引き下げる可能性は低い」とした上で、決定は依然としてデータ次第だと指摘。「財政状況を考えると、金融政策についてはより慎重かつ保守的になる必要がある」と述べた。

中銀は声明で「(イスラム組織ハマスとの)戦争を踏まえ、物価安定と経済活動の支援に加え、市場の安定と不確実性の軽減に重点を置いている」とした。