「原発に攻撃」ロシア主張 IAEAトップ、現地視察へ

AI要約

ロシアのプーチン大統領は22日の閣議で、クルスク原発にウクライナ軍が攻撃を試みたと主張。

国際原子力機関は、クルスク原発の近くでドローンの残骸が発見され、IAEA事務局長が現地視察することが発表された。

クルスク原発はウクライナ制圧地域から離れているが、軍事行動が核の安全に深刻なリスクをもたらす可能性について懸念が示されている。

 【ベルリン時事】ロシアのプーチン大統領は22日の閣議で、西部クルスク州のクルスク原発に対して、ウクライナ軍が「攻撃を試みた」と主張した。

 これに関連し、国際原子力機関(IAEA)は同日、使用済み核燃料の保管施設から約100メートルの場所で「ドローンの残骸があった」との通知をロシア側から受けたと発表した。グロッシ事務局長が来週、現地視察する。

 クルスク原発は、ウクライナが越境攻撃して制圧した地域から約50キロ離れている。グロッシ氏は「原発近くでの軍事行動は、核の安全にとって深刻なリスクだ」と訴えた。