ロシア原発に無人機残骸 IAEA、原子力安全懸念

AI要約

国際原子力機関(IAEA)は、ロシア西部クルスク州のクルスク原発で無人機の残骸が発見されたと発表し、原発近くでの戦闘活動が原子力安全に与えるリスクに懸念を表明した。

ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ軍によるクルスク原発攻撃の試みがあったと述べ、原発は通常運転を続けていると報告された。

IAEAは来週、現場を視察する予定であり、状況が安定しているとクルスク州のスミルノフ知事代行も述べた。

 【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)は22日の声明で、ロシア西部クルスク州にあるクルスク原発で無人機の残骸が見つかったとロシアから連絡を受けたと発表した。IAEAのグロッシ事務局長は原発近くでの戦闘活動は「原子力安全にとって重大なリスクだ」と懸念した。来週、現場を視察する。

 ロシアのプーチン大統領は、22日未明にかけてウクライナ軍によるクルスク原発攻撃の試みがあり、IAEAに通報したと政府会合で述べた。クルスク州のスミルノフ知事代行は「状況は安定しており、通常運転している」と述べた。