「他の男と性関係を強要」物議も…米ヒップホップ界の大物逮捕、その容疑は

AI要約

米国ヒップホップ界の大物ショーン・ディディ・コムズが性的暴行容疑でニューヨークで逮捕された。

コムズは先週から滞在しており、現在は国土安全保障省捜査局に拘禁されている。

様々な訴訟が起こされており、コムズは自身を巡る容疑を否定してきた。

コムズに対する捜査は性売買やマネーロンダリング、不法麻薬容疑にも及んでいる。検察はコムズの無罪を訴え、弁護人は捜査に協力してきたと主張している。

元恋人や他の女性から性的暴行の訴えが続き、コムズは過去に数々の訴訟を受けている。

昨年から起こされた訴訟ではコムズが性的暴行や性売買を強要したとされ、一部には証拠動画も存在する。コムズはこのような訴訟を否定している。

「他の男と性関係を強要」物議も…米ヒップホップ界の大物逮捕、その容疑は

「パフ・ダディ」という芸名で有名な米国ヒップホップ界の大物ショーン・ディディ・コムズ(54)がニューヨークで連邦当局に電撃逮捕された。コムズは性的暴行容疑などで6カ月前に当局から自宅捜索を受けていた。

16日(現地時間)、米CNN放送やAP通信など外信は消息筋を引用してコムズが先週からニューヨークに滞在し、この日夕方にマンハッタンのホテルで逮捕され、現在は国土安全保障省捜査局に拘禁された状態だと伝えた。

正確な容疑はまだ分かっていない。ニューヨーク南部地検は声明を出してコムズの拘禁事実を確認した後、17日午前に起訴内容を公開すると明らかにした。

コムズの弁護人は彼が捜査に協力してきており、当局の起訴を予想して先週自発的にニューヨークに来たと主張した。また、検察の起訴は「不当な起訴」としてコムズの無罪を訴えた。コムズに対する当局の捜査事実は、3月に国土安全保障省捜査局の要員がロサンゼルス(LA)とマイアミにある彼の自宅を同時捜索したことで分かった。

CNNは今年初め、コムズが捜査局の性売買捜査の対象になり、自宅捜索は彼に対する各民事訴訟で提起された性的暴行容疑から始まったものだと伝えた。

また、それに対する当局の捜査範囲は非常に広範囲で、性売買やマネーロンダリング、不法麻薬容疑に焦点が置かれていると報じた。

これに先立ち、コムズはすでに性的暴行などの容疑で何度も訴えられている。

昨年11月には元恋人だったR&G歌手のキャシー(本名カサンドラ・ヴェンチュラ)がコムズから性的暴行を受けたとし、民事訴訟を起こした。キャシーはコムズから数年間にわたり殴打や性的暴行など虐待に苦しめられたと主張した。また、自身に薬物を投与して他の男性と性関係を結ぶように強要したと話した。

訴訟は翌日合意で終わったが、今年5月CNNが2016年3月にLAホテルの廊下でコムズがキャシーに対して暴行を繰り返す動画が公開されて波紋が広がった。

容疑を否定したコムズは翌日謝罪動画を投稿して初めて頭を下げた。

その後もコムズに対する訴訟が続いた。

CNNはコムズが昨年11月以降10件の訴訟を起こされ、そのうち9件は性的暴行容疑だと伝えた。

今年2月、ある音楽プロデューサーはコムズが性売買を強要して性関係を強要したとして訴訟を提起し、20年前16歳の時にコムズから性暴行を受けたという女性も登場した。

コムズは自身を巡る容疑はすべて否定してきた。