ロシア産原油、インドが最大の輸入国に 中国抜く
インドが中国を抜いて、世界最大のロシア産原油の輸入国になった。
中国の製油業者が輸入を減らしたことが背景となっている。
ロシア産原油は割引価格で販売されており、インドの需要は増えると予想されている。
Nidhi Verma
[ニューデリー 22日 ロイター] - インドが7月に中国を抜いて世界最大のロシア産原油の輸入国になったことが明らかになった。
中国の製油業者が精製マージン低下を受けて輸入を減らしたことが背景。
インドの業界筋のデータによると、7月のインドのロシア産原油輸入は前月比4.2%増の日量207万バレル。前年同月比では12%増。原油輸入全体の44%を占めた。
中国税関のデータによると、7月の中国のロシア産原油輸入は日量176万バレルだった。
ロシア産原油は西側諸国の制裁や購入抑制を受けて割引価格で販売されており、インドの製油所が大量に輸入している。
インドの製油所関係者は「制裁がこれ以上強化されない限り、インドのロシア産原油の需要は増えるだろう」と述べた。