アイスランド中銀、9.25%に金利据え置き インフレ高止まり

AI要約

アイスランド中央銀行は政策金利を9.25%に据え置いた理由として、高止まりしている基調インフレを挙げた。

政策金利は過去1年間、0.75%から引き上げられずに据え置かれており、インフレ目標は2.5%とされている。

声明によれば、現在の金融政策はインフレを目標に戻すのには十分だが、強い内需から注意が必要であると強調された。また、7月のインフレ率は前年比6.3%と報告された。

[コペンハーゲン 21日 ロイター] - アイスランド中央銀行は21日、政策金利を9.25%に据え置いた。基調インフレが高止まりしているためとした。

政策金利は2021年の0.75%から徐々に引き上げたが、過去1年は据え置いている。中銀はインフレ目標を2.5%に設定している。

声明では「現状の金融政策はインフレを目標に戻すのに十分だが、インフレ持続と強い内需から注意が必要」と指摘した。

7月のインフレ率は前年比6.3%、基調インフレ率は5.3%だった。

中銀は、内需圧力は5月の政策決定会合以後ほとんど緩和されず、ある程度残っているとし、「許容できるディスインフレ率を達成するにはしばらく時間がかかるとみられる」と分析した。