中国当局「スパイ容疑」アステラス製薬社員を起訴 日中関係の重しに

AI要約

中国・北京で昨年3月にアステラス製薬の日本人男性社員がスパイ容疑で拘束された事件で、中国当局は社員を起訴した。

拘束の長期化は必至で、日中関係改善の重しとなりそうだ。

アステラス製薬は取材に対し、「起訴されたことは事実です。それ以上については、裁判係属中なのでコメントは控えさせていただきます」と回答した。

 中国・北京で昨年3月にアステラス製薬の日本人男性社員がスパイ容疑で拘束された事件で、中国当局は社員を起訴した。日中外交筋が21日、明らかにした。拘束の長期化は必至で、日中関係改善の重しとなりそうだ。

 関係者によると、起訴は今月中旬。具体的な起訴内容は明らかになっていない。中国当局は3月から起訴審査の手続きに入っていた。日本大使館関係者が月1度の頻度で社員と面会しており、健康状態に問題はないという。

 アステラス製薬は取材に対し、「起訴されたことは事実です。それ以上については、裁判係属中なのでコメントは控えさせていただきます」と回答した。