マカオ・石排灣郊野公園のキンシコウがレンタル期間満了で中国本土へ…孫悟空のモデルとして知られる希少動物

AI要約

マカオ政府民政総署は、秦皇島野生動物保護センターから貸し出されたキンシコウを中国本土へ返還した。

レンタル期間が満了し、新型コロナの影響で返還計画が遅延していたと発表。

マカオで飼育されてきたキンシコウは深圳市野生動物園に移動し、中国の国家第一級保護動物に指定されている。

マカオ・石排灣郊野公園のキンシコウがレンタル期間満了で中国本土へ…孫悟空のモデルとして知られる希少動物

 マカオ政府民政総署(IAM)は8月20日、中国・河北省の秦皇島野生動物保護センターから貸し出されたキンシコウ(金絲猴、ゴールデンモンキー)について、レンタル期間が満了したことから規定に基づき中国本土へ返還したと発表。

 同署によれば、当初のレンタル期間は2017年から2022年だったが、新型コロナの影響により返還計画が遅延していたという。

 マカオで飼育、展示されてきた2頭のオスは、すでに検査と検疫を終えて広東省の深圳市野生動物園に移ったとのこと。

 キンシコウは霊長目オナガザル科シシバナザル属に分類される霊長類で、金色の体毛と淡い青色の顔面が特徴的。主食は樹木の葉や果物。中国では、西遊記に登場する孫悟空のモデルとして知られ、中国の国家第一級保護動物に指定されている。

 マカオの石排灣郊野公園では、ジャイアントパンダ、レッサーパンダといった希少動物をはじめ、他にも数多くの動物や鳥類が飼育・展示されている。