ガザ停戦交渉「調停案をネタニヤフ氏が受諾」米国務長官、会談後に

AI要約

米国務長官がイスラエルを訪問し、ネタニヤフ首相が停戦調停案を受け入れたことを明らかにした。

ハマスも同様に受け入れを迫られており、停戦交渉は数カ月にわたり続いている。

バイデン大統領が公表した取引案を基に、停戦とガザの再建に向けた交渉が進められている。

ガザ停戦交渉「調停案をネタニヤフ氏が受諾」米国務長官、会談後に

 イスラエルを訪問しているブリンケン米国務長官は19日、ネタニヤフ首相との会談後、パレスチナ自治区ガザの停戦をめぐる米国の調停案をネタニヤフ氏が受け入れたことを明らかにした。イスラム組織ハマスにも受諾を迫った。

 ブリンケン氏は記者団に「非常に建設的な会談で、ネタニヤフ首相はイスラエルが橋渡し提案を受け入れ、支持することを認めた」と述べた。その上で「ハマスにも同じようにする義務がある」と続けた。

 イスラエルとハマスが戦闘を続けるガザでの停戦をめぐっては、米国、カタール、エジプトの仲介で数カ月にわたり一進一退の交渉が続いている。バイデン米大統領は5月末に、ハマスが拘束している人質の解放やイスラエル軍のガザ撤退を段階的に進め、恒久的な停戦とガザの再建につなげる取引案を公表した。今月16日には、カタールでの2日間にわたる集中協議の末、主張の溝の橋渡しをめざす調停案を米国が提示していた。