ガザ停戦交渉、来週末までに再開へ-ドーハでの協議「建設的」

AI要約

イスラエルとイスラム組織ハマスの戦争休止を目指す仲介国は、交渉を続ける方針。エジプトのカイロでの協議は「真剣かつ建設的」で、再開される見通し。停戦案についてバイデン大統領の提案を検討。進展があり、合意には前進が見られる。

バイデン氏の提案は3段階からなり、停戦、人質解放、支援物資搬送を目指す。多くの要素で進展があり、合意に前進が見られる。

仲介国は合意提案を行い、残りの溝を埋める。ハマスの代表者はドーハの協議に参加せず、交渉の成果を仲介国から説明受ける。

ガザ停戦交渉、来週末までに再開へ-ドーハでの協議「建設的」

(ブルームバーグ):  イスラエルとイスラム組織ハマスの戦争休止を目指す仲介国は、今後も交渉を続ける方針だ。カタールのドーハで2日間にわたって開いた協議は「真剣かつ建設的」なものだったという。

仲介国のカタールとエジプト、米国の共同声明によると、協議はエジプトのカイロで来週末までに再開される。仲介国は戦争当事者の間に残る隔たりを埋める提案を行ったとしている。

声明では「この提案は過去1週間での合意分野を基礎とし、取り決めの迅速な実施を可能にする方法で残りの溝を埋めるものだ」と記した。

当局者らはバイデン米大統領が5月末に提示した3段階からなる停戦案に関して取り組んだ。この案は敵対行為の停止、パレスチナ人の囚人と引き換えにハマスが拘束している人質100人余りの解放、ガザ地区へのさらなる支援物資搬送を目指している。

バイデン氏は16日、合意に「これまでにないほど近づいている」と発言。「まだ達していないが、3日前よりもずっと近づいている」と述べた。

多くの要素で著しい進展があったと、協議に詳しいイスラエル当局者は匿名を条件に話した。

一方、ドーハでの交渉では7月に示された草案のいくつかの要素が考慮されなかったと、衛星テレビのアルジャジーラはハマス当局者の話として報じた。

ハマスの代表者はドーハの協議に参加しなかったが、仲介国が話し合いの結果を説明していた。

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原題:Gaza Truce Talks to Continue After ‘Constructive’ Doha Round (3)(抜粋)

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