英国巡航ミサイル、使用許可焦点 越境攻撃の戦線安定、米が二の足

AI要約

ウクライナがロシアに対する越境攻撃に英国のミサイル使用を要請

米国が使用承認に慎重な姿勢を見せ、状況は不透明

英国が昨年供与したストームシャドーがロシアの補給路を遮断する可能性

 【ロンドン共同】ウクライナによるロシア西部への越境攻撃で、英国の巡航ミサイル「ストームシャドー」の使用が認められるかどうかが焦点となっている。ウクライナ軍は、強力なミサイルでロシアの補給路を遮断し、越境攻撃の戦線を安定させたい考え。ただ、米国が使用承認に二の足を踏んでいるとされ、不透明な状況だ。

 ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は英紙テレグラフに「英国のパートナーによるストームシャドーの使用承認が緊急に必要だ」と指摘。使用すれば「ロシアの補給は遅れ、航空機をより遠隔地に移動せざるを得ないだろう」と訴えた。

 英国は昨年、射程250キロのストームシャドーをウクライナに供与した。