米国務長官イスラエルに到着…「停戦交渉妥結の重要性強調するだろう」

AI要約

米国外交トップのブリンケン国務長官がイスラエルとハマスの停戦交渉圧迫に向けイスラエルを訪問。

ネタニヤフ首相はハマスを圧迫すべきとの立場を強調。

ブリンケン長官は停戦交渉妥結のためイスラエルを訪問し、人質解放やイランの可能性などと話し合う予定。

米国務長官イスラエルに到着…「停戦交渉妥結の重要性強調するだろう」

米国外交トップのブリンケン国務長官がイスラエルとハマスの停戦交渉圧迫に向け18日にイスラエルを訪問した。

イスラエルのネタニヤフ首相はイスラエルではなくハマスを圧迫すべきとして強硬な立場を見せた。

AP通信とロイター通信によると、この日午後イスラエルに到着したブリンケン長官は翌19日にネタニヤフ首相、ガラント国防相、ヘルツォグ大統領に会う予定だ。

ブリンケン長官のイスラエル訪問は昨年10月の戦争勃発から今回が9回目だ。

ネタニヤフ首相に会った席では中東地域の戦争拡大防止に向けた休戦交渉妥結を促すと予想される。

ブリンケン長官とともにイスラエルを訪問したある高位当局者は記者らに「人質解放と停戦に向けた交渉が変曲点に達した。ブリンケン長官は交渉を終えることが重要だとすべての当事者に強調するだろう」と話した。

イスラエルと米国、カタール、エジプトは15日から2日間にわたりカタールのドーハでガザ地区の停戦と人質解放に向けた交渉を進めた。ここではイスラエルの軍事作戦中断、ハマスの人質解放と関連して進展があったという。

ネタニヤフ首相はブリンケン長官がこの日イスラエルに到着する直前に行われた閣議でイスラエルが柔軟にできる部分とそうでない部分があると話した。その上で「われわれは交渉をやりとりしている。ただやりとりするシナリオではない」と付け加えた。

また「人質解放に向け大きな努力を傾けている。イスラエルの安全保障に向け必須の原則に対しては確固とした立場を堅持している」と付け加えた。

ネタニヤフ首相は19日のブリンケン長官との会合でも「強力な軍事的・外交的圧迫が人質解放を達成する道」というメッセージを伝えるとみられるとメディアは予想する。

ブリンケン長官は依然として続いているイランの報復攻撃の可能性に対してもイスラエルや周辺国と議論すると予想される。

ブリンケン長官は20日にはエジプトに移動し、エジプトの高官らと会議を開く予定だ。