内戦続くスーダンで準軍事組織が集落襲撃85人死亡、スイスで停戦協議も停戦の兆し見えず

AI要約

スーダンで軍との内戦を続ける準軍事組織が集落を襲撃し、少なくとも85人が殺害されました。

襲撃には数百人の戦闘員が参加し、略奪や放火行為が行われました。

内戦が15万人の死者を出す中、スイスでの停戦協議も国軍側の不参加で進展していません。

アフリカ北東部スーダンで、軍との内戦を続ける準軍事組織が集落を襲撃し、住民ら少なくとも85人が殺害されたとAP通信が伝えました。

AP通信は住民などの話として、スーダンで軍と戦闘を続ける準軍事組織「RSF」の戦闘員が15日、南東部センナール州の集落を襲撃し、子どもや女性を含む少なくとも85人を殺害したと報じました。

襲撃に加わった戦闘員の数は数百人にものぼり、民家に侵入して略奪行為に及んだほか、公共施設に火を放ったということです。

また、国軍の影響下にあるスーダンの外務省は、「RSF」の戦闘員が先週以降、センナール州で女性や少女の誘拐や性的暴行を行い、抵抗する市民に対し「無差別に発砲している」と非難しています。

去年4月に始まった内戦ではすでに15万人が死亡したとみられ、14日からはスイスでアメリカが主導する停戦協議が行われていますが、国軍側が出席を拒否するなど停戦への見通しは立っていません。