ガザ停戦交渉が終了 アメリカが新たな提案、来週末までにエジプトで再協議へ

AI要約

アメリカ主導のパレスチナ自治区ガザ地区での戦闘停止に向けた交渉が終了し、新たな提案が示され、再協議が予定されている

バイデン大統領は合意に近づいていると述べたが、イスラエル当局者やハマス幹部からは依然として隔たりが残っているとの意見が示唆されている

進展次第ではイランの関与や周辺国を巻き込んだ衝突のリスクもある緊迫した局面が続いている

パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘停止に向けた交渉が終了しました。アメリカが新たな提案を行い、来週末までにエジプトで再び協議するとしています。

仲介国が発表した共同声明によりますと、今回の交渉ではアメリカがイスラエルとイスラム組織ハマス双方の溝を埋める新たな提案を示し、来週末までにカイロで再び協議を行うとしています。

交渉終了後、バイデン大統領は「合意に近づきつつある」と述べました。

バイデン大統領「(Q.停戦合意に、どのくらい近づいていますか?)かつてないほど近づいている。3日前から大幅に進展した」

ただ、ロイター通信はイスラエル当局者の話として「進展はあったものの、主要な問題については、依然として隔たりが残っている」と伝えています。

一方、地元メディアはハマス幹部の話として、合意案にはイスラエル軍をガザ地区に駐留させ続けることが含まれているため、受け入れない意向だと伝えています。

協議の進展次第では、イランはイスラエルへの報復を見送る可能性を示唆していて、周辺国を巻き込んだ衝突に発展するリスクを回避できるか、緊迫した局面が続いています。