英仏外相がイスラエルとガザ訪問へ、共同で緊張緩和訴え

AI要約

ラミー外相とセジュルネ外相がイスラエルとパレスチナ自治区ガザを訪れ、即時停戦と緊張の緩和を呼びかける。

ドーハでの新たな交渉やイランの報復の可能性についても言及。

英仏共同によるイスラエル訪問が10年ぶりに実施。

英仏外相がイスラエルとガザ訪問へ、共同で緊張緩和訴え

[ロンドン 15日 ロイター] - 英国のラミー外相とフランスのセジュルネ外相がイスラエルとパレスチナ自治区ガザを訪れ、ガザでの即時停戦と、より広範な中東紛争につながる緊張の緩和を呼びかける。英国側が15日に明らかにした。

ドーハでは、ガザ停戦と、イスラエル人・外国人含め115人の人質の帰国に向け、新たな交渉が行われている。一方イランは、7月31日にイスラム組織ハマスの最高指導者イスマイル・ハニヤ氏がテヘランで殺害されたことを受け、イスラエルへの報復を示唆している。

ラミー氏は声明で「中東は危険な状態にある。事態が制御不能に陥るリスクが高まっている。イランによるいかなる攻撃もこの地域に壊滅的な結果をもたらすだろう」と訴えた。

英外務省は、同国とフランスはガザ停戦実現と、イスラエル・レバノン国境の平和回復に向けた外交的解決を求めていると説明した。

セジュルネ氏も「平和に遅すぎるということはない。恐ろしい結果をもたらす地域戦争をなんとしても回避しなければならない」との声明を発表した。

両外相の訪問は、英仏共同によるイスラエル訪問としては10年超ぶりとなる。