アント・グループ、北京本社を開設し技術力を強化

AI要約

阿里巴巴集団の金融会社螞蟻科技集団が北京市に新本社「T-スペース」を開設し、技術分野での拡大を加速することを発表した。

アント・グループは中関村に拠点を移し、3000人の社員のうち2000人以上が技術開発チームに所属している。

会長兼CEOは北京の人材と技術革新を活用し、技術分野での新たな展開を進める意向を示した。

アント・グループ、北京本社を開設し技術力を強化

【東方新報】阿里巴巴集団(アリババグループ、Alibaba Group)の金融会社螞蟻科技集団(アント・グループ、Ant Group)は、技術力を強化するために、新たに北京市に本社「T-スペース(T-Space)」を正式に開設した。これにより、同社は北京でのイノベーションと技術開発の拠点を正式に設立し、技術分野での拡大を加速させることになる。

 14日に行われた記者会見で、アント・グループの最高技術責任者(CTO)である何征宇(He Zhengyu)氏は、本社が北京市中央商務区(Central Business District、CBD)から中関村(Zhongguancun)へ移転したことについて、「中関村は中国で最も技術人材が集まる地域の一つだ。アントがここに拠点を移したのは、技術の発展に真剣に取り組んでいることを示している」と述べた。

 T-スペースは中関村の南側に位置しており、「T」は「Technology(技術)」と「Talent(人材)」を意味している。何氏によると、この名前はアント・グループが北京での技術開発と人材育成に力を入れていることを象徴しているそうだ。この新オフィスには、3000人のアント・グループ社員が勤務し、そのうち2000人以上が技術開発チームに所属している。

 開設式典で、アント・グループの会長兼CEOである井賢棟(Eric Jing)氏は、「北京の豊富な人材と技術革新の力を最大限に活用し、さらなる投資を行うことで、アント・グループの技術分野での新たな展開を進めていく」と語った。(c)東方新報/AFPBB News

※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。