気候変動巡り相違も トランプ氏、マスク氏と対談 米

AI要約

トランプ前大統領とイーロン・マスク氏がSNS上で対談。マスク氏が脱炭素化を訴える中、トランプ氏は石油増産を主張。

マスク氏は化石燃料の枯渇を指摘し、持続可能なエネルギー経済を望む。一方、トランプ氏はエネルギー価格引き下げのために石油増産を主張。

トランプ氏はEVの電気生産にも化石燃料が使われていることを指摘。マスク氏との意見の相違が浮き彫りに。

 【ワシントン時事】11月の米大統領選の共和党候補、トランプ前大統領は12日、実業家のイーロン・マスク氏とSNSのX(旧ツイッター)上で対談した。

 電気自動車(EV)大手テスラの創業者であるマスク氏が脱炭素化の必要性を指摘する一方、トランプ氏が石油増産を主張する一幕があった。

 マスク氏は石油やガスといった化石燃料がいずれ枯渇すると予想し、「持続的なエネルギー経済への移行を望んでいる」と発言。これに対し、トランプ氏は「EVが必要とする電気は化石燃料で生産している」と反論し、石油などの増産でエネルギー価格を引き下げ、物価を下げる必要性を訴えた。