6歳の息子の死亡に関与したとして父親に実刑。「太っているから」と運動を強要、米

AI要約

父親が6歳の息子にランニングマシンで運動を強要し、その後の息子の死亡事件に関与。父親は実刑25年の判決を受ける。

息子は虐待を訴え、母親も暴力行為を指摘。検死の結果、息子の死因は外傷と裂傷が明らかになった。

父親は過失致死罪で告発され、母親は極刑求める。父親は息子の死について否定的な発言を繰り返す。

6歳の息子の死亡に関与したとして父親に実刑。「太っているから」と運動を強要、米

6歳の息子にランニングマシンでの運動を強要し、その後の息子の死に関与したとして、米ニュージャージー州裁判所は父親に、実刑25年を言い渡した。

法廷では、ジムの監視カメラ映像が公開された。検察は、虐待の連鎖が息子の死につながったと主張している。

クリストファー・グレガー受刑者は2021年3月20日、当時6歳の息子コリーくんをジムにあるランニングマシンで走らせた。コリーくんが転んでも、速度を上げる様子が映像に記録されている。

英インデペンデント紙によれば、コリーくんが「太っている」ことを理由に、ランニングを父親に強制されていると、医師に伝えていたことがわかっている。

コリーくんは同年4月、ろれつが回らない、息切れなど複数の症状を訴え、病院に搬送されたが、まもなく死亡した。検死の結果、コリーくんの死因は胸部への鈍器による外傷、心臓と肝臓の裂傷と認められた。

グレガー受刑者は児童を危険にさらした罪で起訴された後、2022年3月に過失致死罪で追訴されている。ハフポストによると、コリーくんの母親は以前、息子の体にあざを見つけ、小児科医に診せている。

ランニングマシンでの虐待のみが直接的な要因ではないが、グレガー受刑者による暴力の連鎖がコリーくんの死につながったと、検察は主張した。グレガー受刑者は、コリーくんが5歳になるまで息子の存在を知らず、生活にも関わっていなかったという。

母親は「(グレガー受刑者は)自分が犯した行為について、まったく反省していない」「コリーに対する愛情などみじんもなく、自分の人生にとって邪魔でしかなかった」と極刑を求めた。今年8月2日、ニュージャージー州上位裁判所のガイ・ライアン判事が判決を言い渡した。

グレガー受刑者は「私は息子を傷つけていない」「もっと早く病院に連れて行かなかったことを後悔している。ただ疲れているだけだと思った」と、息子の死への関与を否定している。