イスラエル軍のガザ学校空爆、交渉仲介国から非難や懸念噴出

AI要約

パレスチナ自治区ガザ北部の学校へのイスラエル軍の空爆による死者を巡り、停戦と人質解放の交渉が行われ、国際社会が懸念を表明。

イスラエル軍はハマスやガザの武装組織を標的としているが、市民にも被害が及んでいるとの主張。

ハマスはイスラエル軍の空爆で死亡した全員が無関係な民間人であると反論。

イスラエル軍のガザ学校空爆、交渉仲介国から非難や懸念噴出

 100人以上の死者を出したパレスチナ自治区ガザ北部の学校へのイスラエル軍の空爆をめぐり、停戦と人質解放の交渉を仲介する国々が非難や懸念を表明する声明を相次いで発表した。

 イスラエル軍は10日、同日に実施したガザ北部の学校への空爆により、少なくとも19人のイスラム組織ハマスやガザの武装組織「イスラム聖戦」の戦闘員を殺害したとし、氏名と顔写真を公表した。市民の巻き添え被害を最小限にする努力をしたと強調しつつ、「ハマスはますます市民が避難している学校の建物を指揮所や武器の倉庫として使うようになっている」と主張した。

 これに対し、ハマスは11日、イスラエル軍の空爆で死亡したのは、全員が政治や軍事活動と無関係な民間人だと反論した。