ハマス、交渉再開要請を拒否 「虐殺戦争の時間与える」
ハマスは停戦や人質解放を巡り、交渉再開を拒否する意向を示した。
ハマスの態度は前最高指導者ハニヤ氏の暗殺などで硬化しており、停戦への道筋は不透明だ。
米国、カタール、エジプトは交渉再開を促し、イスラエルは代表団派遣の方針を示していた。
【イスタンブール時事】イスラム組織ハマスは11日の声明で、パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとの停戦や人質解放を巡り、仲介国の首脳による15日の交渉再開に向けた要請を拒否する意向を明らかにした。
「新たな提案や交渉を重ねれば、ガザの虐殺戦争を続ける時間をさらに与えることになる」と主張した。
ハマスは前最高指導者ハニヤ氏の暗殺などで態度を硬化。停戦への道筋は見通せない状況だ。
仲介役の米国、カタール、エジプトの3カ国は8日、「人質とガザの人々の苦しみを終わらせる時だ」としてカタールかエジプトでの交渉再開を促す共同声明を発表。これを受け、イスラエルは代表団派遣の方針を示していた。