北朝鮮・金正恩氏、復興遅れに「申し訳ない」 洪水被害の仮設テント慰問

AI要約

北朝鮮の金正恩総書記は、被災地を訪問し、被災者1万5000人余りを首都・平壌に避難させる方針を明らかにしました。

金総書記は被災者に寄り添い、復旧に時間がかかることを謝罪し、お年寄りや子どもなど1万5000人あまりを避難させると述べました。

金総書記は現地の支援に感謝しながらも、自力で復興を目指す姿勢を示しています。

北朝鮮・金正恩氏、復興遅れに「申し訳ない」 洪水被害の仮設テント慰問

北朝鮮の金正恩総書記は、先月下旬の大雨で被災した北西部を視察し、被災者1万5000人余りを首都・平壌に避難させる方針を明らかにするなど、国民に寄り添う姿勢をアピールしました。

子どもにお菓子を食べさせる金総書記。だっこする場面もあります。

北朝鮮メディアによりますと、金総書記は8日から2日間、中国との国境付近で発生した大規模な水害の被災地を訪問し、仮設テントを慰問しました。

金総書記は被災者の前で演説を行い、復旧に時間がかかっていることについて「申し訳ない」と謝罪。住宅の再建などには「少なくとも2、3か月はかかる」との見通しを明らかにしたうえで、お年寄りや子どもなど合わせて1万5000人あまりを平壌に避難させる方針を明らかにしました。

また、今回の災害に対して、人道支援を表明した国や国際機関に謝意を示しましたが、「自らの力と努力で道を切り開く」と話しました。