チリの7月CPI、前月比0.7%上昇 予想上回る

AI要約

チリ国家統計局によると、7月の消費者物価指数は前月比0.7%上昇し、前年比4.6%にも増加した。

住宅と基本サービスのコストが上昇の主な要因となり、指数の多くの部門で上昇が見られた。

チリ中央銀行はインフレ率の予測を発表し、2026年上半期まで3%の目標に収まる見通しを示した。

チリの7月CPI、前月比0.7%上昇 予想上回る

[サンティアゴ 8日 ロイター] - チリ国家統計局(INE)が8日発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前月比上昇率が0.7%と、ロイターのエコノミスト調査による予想の0.63%上昇を上回った。電気料金の大幅引き上げを受け、住宅と基本サービスのコストが主な押し上げ要因となった。

前年比では4.6%と前月の4.2%から加速した。

指数の13項目中10部門が上昇した。

チリ中央銀行は先月発表した予測で、電気料金の調整などによりインフレ率が大幅に上昇する見込みとし、3%の目標に収まるのは2026年上半期になるとの見通しを示した。

7月の電気料金は12%の大幅上昇となり、ボリッチ大統領は、電気料金が公共財政に与える負担を考えれば調整は「不可欠」と述べた。