越境攻撃の負傷者66人に ロシア、掃討作戦を継続

AI要約

ロシアのムラシコ保健相は、ウクライナ軍によるクルスク州への越境攻撃で66人が負傷し、5人が死亡したことを発表。

ウクライナは越境攻撃を公式に認めていないが、ゼレンスキー大統領は作戦が順調に進んでいると述べた。

 【キーウ共同】ロシアのムラシコ保健相は8日、ウクライナ軍によるロシア西部クルスク州への越境攻撃による負傷者は、攻撃が始まった6日からの3日間で子ども9人を含む66人になったと発表した。同州内にはウクライナ兵が残っているとされ、ロシア軍は掃討作戦を続けている。同州幹部によると、これまでの住民らの死者は5人。

 ウクライナ側はこれまで越境攻撃を公式に認めていない。ゼレンスキー大統領は8日も越境攻撃に直接言及しなかったが、シルスキー軍総司令官から3回の情勢報告を受けたと明らかにした。「わが国が求めていた内容だ」と述べ、作戦が順調に進んでいるとの認識をにおわせた。