原油先物3日続伸、米在庫の大幅減受け 中東情勢も警戒

AI要約

アジア時間の原油先物は3日続伸し、北海ブレント先物と米WTI先物が上昇。米原油在庫が大幅に減少したことが要因となっている。

米エネルギー情報局の週間統計によると、先週の米原油在庫は370万バレル減少し、6週連続の減少となった。

市場はイランによるイスラエルへの報復攻撃の可能性とリビアのシャララ油田に関する情勢を注視している。

原油先物3日続伸、米在庫の大幅減受け 中東情勢も警戒

Arathy Somasekhar

[8日 ロイター] - アジア時間の原油先物は3日続伸。米原油在庫が大幅に減少したことを受けた。

0017GMT(日本時間午前9時17分)時点で、北海ブレント先物は0.23ドル(0.3%)高の1バレル=78.56ドル、米WTI先物は0.29ドル(0.4%)高の75.52ドル。

米エネルギー情報局(EIA)の週間統計によると、先週の米原油在庫は370万バレル減と6週連続で減少。アナリスト予想は70万バレル減だった。

イスラム組織ハマスとレバノンの親イラン武装組織ヒズボラの幹部殺害を受け、イランによるイスラエルへの報復攻撃の可能性が高まる中、市場は中東の供給混乱も警戒している。

こうした中、リビア国営石油会社(NOC)は国内最大級のシャララ油田に不可抗力を宣言したと明らかにした。