スウェーデンの24年成長率予想、0.7%に下方修正=シンクタンク

AI要約

スウェーデンの有力シンクタンク、国立経済調査研究所(NIER)は2024年の国内総生産伸び率を下方修正し、0.7%と予想している。

経済の低迷とインフレの抑制により、中央銀行が利下げを行い、3回行って現状の3.75%から3.00%に引き下げる公算が大きいという見方を示している。

スウェーデン経済は前年マイナス成長となったが、迅速な利下げが景気回復とインフレ率向上に寄与すると分析している。

[ストックホルム 7日 ロイター] - スウェーデンの有力シンクタンク、国立経済調査研究所(NIER)は7日、2024年の国内総生産(GDP)伸び率を0.7%と予想し、6月時点の1.0%から下方修正した。総合インフレ率予想は1.8%に据え置いた。

また、経済が低迷しインフレが抑制されていることから、中央銀行が年内3回の利下げを行い、現状の3.75%から3.00%に引き下げる公算が大きいとした。

NIERは、迅速に利下げを進めるのが賢明との見方を示し、「そうすれば景気回復の基盤がより安定し、来年のインフレ率が2%を大幅に上回るリスクは低下する」と分析した。

スウェーデン経済は23年、インフレ高騰対策として中銀が急激な利上げを行った影響で0.2%のマイナス成長となった。