暫定政権早期発足へ 議会解散、ハシナ氏政敵解放も バングラデシュ

AI要約

バングラデシュのシャハブッディン大統領は、ハシナ首相の辞任を受けて暫定政権の発足を発表し、早期の選挙を行うことを示唆した。

具体的な主導勢力については言及しなかったものの、軍を含めた暫定政権を設立する意向を示した。

さらに、政敵であるBNP党首の解放やデモ参加者の釈放も決定したと報じられている。

 【ニューデリー時事】バングラデシュのシャハブッディン大統領は5日夜、反政府デモ激化に伴うハシナ首相の辞任を受けて国民向けに演説し、早期に暫定政権を発足させると発表した。

 「現議会は解散され、できるだけ早く選挙が行われる」とも述べた。軍を含め、どの勢力が暫定政権を主導するかは明言しなかった。

 シャハブッディン氏は演説に先立ち、ザマン陸軍参謀長や主要な野党指導者らと会談。ハシナ氏の政敵で事実上の自宅軟禁下にある野党バングラデシュ民族主義党(BNP)党首、ジア元首相の解放や、身柄を拘束された全てのデモ参加者を釈放することも決めた。