ウクライナ、中国やインド連携へ 大統領最側近、ロシアに圧力を

AI要約

ウクライナ政府高官が、ロシアに外交圧力をかけつつ交渉を模索する方針を明らかに

ゼレンスキー大統領政権は、ロシアとの交渉に入る用意があるシグナルを発している

自ら有利な環境を構築するため、外交と軍事の両面で対策を講じる構え

 【キーウ共同】ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は2日までに、首都キーウ(キエフ)で共同通信と単独会見した。ロシアに影響力を持つ中国やインドと連携してロシアに外交圧力をかけた上で、ウクライナ主導でロシアを交渉に巻き込み、戦争終結を模索する考えを明らかにした。同時に欧米供与の兵器でロシア領内への攻撃を拡大し、戦況で優位な立場を確保する必要があるとも訴えた。

 ポドリャク氏はゼレンスキー大統領の最側近の一人。ゼレンスキー政権は最近、ロシアの出方次第で対ロ交渉に入る用意があるとのシグナルを発している。交渉の可能性を念頭に、外交と軍事の両面で自らに有利な環境を構築したい考えだ。