ロシアで収監のWSJ米国人記者ら釈放か 身柄交換が進行中と報道

AI要約

米CNNによると、米国とロシアの間で大規模な身柄交換が進行中で、ロシアで収監中の米紙記者と元米海兵隊員が釈放される見通し。

記者はロシアの保安庁に拘束され、スパイ罪で禁錮刑を受けていた。元海兵隊員も同様にスパイ罪で刑を言い渡されていた。

交換によって、両国関係の改善が期待される。政治的緊張が緩和される可能性もある。

ロシアで収監のWSJ米国人記者ら釈放か 身柄交換が進行中と報道

 米CNNは1日、米国とロシアの間で大規模な身柄交換が進んでおり、ロシアで収監中の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルの米国人記者エバン・ゲルシコビッチ氏らが対象に含まれると報じた。米政府高官の話としている。

 ゲルシコビッチ氏は2023年3月、ロシア中部エカテリンブルクで取材中にロシア連邦保安庁(FSB)に拘束された。その後、防衛企業の軍事装備などに関する機密情報を米中央情報局(CIA)の指示で収集したとして起訴され、7月に禁錮16年の判決を受けていた。

 報道によると、ゲルシコビッチ氏の他に、ロシアで18年に拘束され、20年にスパイ罪で禁錮16年の判決を言い渡された元米海兵隊員ポール・ウィラン氏も釈放される見通しだという。【ワシントン松井聡】