ウクライナが独自の長距離ミサイル開発へ「ロシア領内への攻撃が自国判断で可能に」

AI要約

ウクライナはロシア領土を攻撃するための長距離ミサイル開発を進めており、独自のミサイルを使用する準備を進めている。

ゼレンスキー大統領は国民に向けてビデオ演説し、最終的には「最大限の防衛的自立」を達成する必要があると述べた。

アメリカとの取引で許可が得られたものの、ロシア中枢を攻撃することには反対する意向が示されている。

ウクライナが独自の長距離ミサイル開発へ「ロシア領内への攻撃が自国判断で可能に」

ウクライナは7月下旬、ロシア領土を攻撃するための独自の長距離ミサイル開発を進めていることを明かした。【イザベル・バンブルーゲン】

「同盟国から提供されるミサイルに頼るだけではなくわが国独自のミサイルを使用できる可能性に徐々に近づいている」と、ゼレンスキー大統領は国民に向けてビデオ演説。

最終的に「最大限の防衛的自立」を達成すべきだと語った。ゼレンスキーは長年、西側諸国から提供された兵器をロシア領内への攻撃に使用できるよう許可を求め続けてきた。

5月末にはバイデン米大統領が許可を与えたが、厳しい条件付きだった。5月のインタビューでゼレンスキーは「もっとわれわれを信頼してほしい」とアメリカに訴えた。

「(西側の)武器を保有しながら、殺人者たちがロシア側からわが国民を殺害しているのをただ眺めているのは完全に筋が通らない」

バイデンは7月、たとえウクライナにその能力があったとしても、ロシア中枢を攻撃するのは「理にかなわない」と記者らに話している。