【台湾】台風の農林畜水産物・民間施設被害、27億元超え

AI要約

台風3号(ケーミー)による被害額は27億1,618万台湾元で、農産物が最も多く17億5,148万元だった。雲林県が最も被害が大きく、バナナやカキなどの作物が影響を受けた。

被害額は水産物、畜産物にも及び、ニワトリの被害が2億1,921万元に達した。台風の影響で広範囲に被害が広がっている。

農業部は被害を受けた地域に迅速な対応を行い、復旧に向けた支援を行っている。

 台湾農業部(農業省)は7月31日、台風3号(ケーミー)による農林畜水産物と民間施設への推定被害額が同日午前11時時点で27億1,618万台湾元(約124億9,350万円)に上ったと発表した。

 内訳は、農産物が17億5,148万元で最も多かった。以下は水産物(5億8,328万元)、畜産物(2億6,584万元)などが続いた。

 農林畜水産物と民間施設への推定被害額を県市別に見ると、雲林県が6億8,438万元で最多だった。以下は嘉義県(4億1,107万元)、屏東県(4億655万元)、台南市(3億7,075万元)、高雄市(2億7,990万元)――などとなっている。

 農産物の被害面積は2万1,712ヘクタール。被害が多かった作物はバナナ(推定被害額2億8,155万元)、グアバ(同1億6,453万元)、オレンジ(同1億3,742万元)、タケノコ(同8,857万元)、ラッカセイ(同8,717万元)となっている。

 水産物では主にカキが被害を受け、推定被害額は2億3,553万元だった。

 畜産物ではニワトリの推定被害額が2億1,921万元に上った。