ベネズエラは大統領選の結果公表を、米・ブラジル大統領が要請

AI要約

バイデン米大統領とブラジルのルラ大統領が電話会談し、ベネズエラの大統領選挙で速やかな集計結果の公表を要求。

会談では、完全な透明性と公正さを重視し、選挙に関する最終的な見解は結果発表後に示すべきとの見解で一致。

米政府はマドゥロ大統領側の選挙操作を非難し、選挙結果が信頼できないとの見解を示した。

ベネズエラは大統領選の結果公表を、米・ブラジル大統領が要請

Lisandra Paraguassu

[ブラジリア 30日 ロイター] - バイデン米大統領は30日、ブラジルのルラ大統領と電話会談し、ベネズエラで28日に投開票された大統領選について、同国政府が速やかに集計結果を公表して危機を収束させる必要があるという見解で一致した。

米ホワイトハウスは声明で「両首脳は完全で透明性のある詳細な投票データを直ちに公表する必要性で合意した」とした。

会談はホワイトハウスが要請し30分間行われた。会談に参加したブラジル当局者によると、ルラ氏は両国が結果の公表を待ってから選挙に関する最終的な見解を示すべきだと述べたという。

ベネズエラ大統領選では、選挙管理委員会が現職のマドゥロ大統領が3期目の当選を果たしたとする一方、野党も勝利を主張。マドゥロ氏に敗北を認めるよう求める抗議デモが起きている。

米政権は29日、マドゥロ氏側の「選挙操作」があったと非難、マドゥロ氏が勝利したとする同国当局の発表は「全く信頼できない」との見解を示した。