セーヌ川の水質悪化 トライアスロン男子が延期に

AI要約

パリオリンピックのトライアスロン男子競技がセーヌ川の水質基準を満たさず、1日延期となった。

セーヌ川の水質問題は雨の影響で下水管があふれ、生活排水が流れ込んだことが原因とされる。

セーヌ川ではオリンピックに向けて水質改善の取り組みが行われている。

セーヌ川の水質悪化 トライアスロン男子が延期に

 パリオリンピックで30日に予定されていたトライアスロン男子の競技がセーヌ川の水質基準を満たさず、翌日に延期となりました。

「こちらがトライアスロンのスタート地点です。パリはきょう晴れていますが、開会式当日と翌日の雨の影響でセーヌ川は深緑に濁っています」(記者)

 トライアスロン男子の競技は30日に予定されていましたが、セーヌ川の水質が基準を満たさず、大会組織委員会などが1日延期して31日に行うと発表しました。雨の影響で下水管があふれ、セーヌ川に生活排水が流れこんだことなどが原因とみられます。

 101年間遊泳禁止となっているセーヌ川では、オリンピックに向けて2300億円以上をかけて、浄水施設や雨水の貯水槽を整備するなどして水質改善に努めてきました。(ANNニュース)