トライアスロン練習が連日の中止 セーヌ川の水質悪化で パリ五輪

AI要約

パリ五輪のトライアスロンの公式練習が2日連続で中止となり、競技本番の実施が不透明な状況となっている。

中止の理由は水質基準を満たせなかったことで、男子競技の実施も翌日の判断を待つことになっている。

パリでは豪雨により未処理の下水が排出され、河川が汚れているが、晴天により状況が改善する可能性があるとしている。

トライアスロン練習が連日の中止 セーヌ川の水質悪化で パリ五輪

【AFP=時事】パリ五輪のトライアスロンは29日、セーヌ(Seine)川で予定されていた公式練習が初日から2日連続で中止となった。競技本番は男女とも数日後に迫っており、予定通り実施できるかどうか、ますます不透明な状況になっている。

 大会組織委員会と国際統括団体の世界トライアスロン(World Triathlon)は、中止の理由について、水質基準を満たせなかったためと発表した。

 男子の競技は30日午前に予定されており、主催者は一晩かけて最新の検査結果を確認し、直前の判断を下すことになっている。

 パリは開会式が行われた26日に続き27日も豪雨に見舞われ、川に未処理の下水が排出されたため、現在も河川が汚れている。組織委は、現在の晴天ならバクテリアの数値は下がるとして、競技開始前までに状況が改善すると「確信している」と付け加えた。【翻訳編集】 AFPBB News