<パリ五輪>悪化するセーヌ川の水質、トライアスロン結局延期…水泳除く「鉄人2種競技」になる可能性も

AI要約

パリ五輪のトライアスロンでセーヌ川の水質問題により競技が中止や延期される状況が発生している。

水質改善事業の施工にもかかわらず、雨の影響で水質問題が解消できずにいる。

競技の延期や選手団の対応についても検討が進められている。

パリ五輪前から相次いでいた懸念が現実となった。パリを流れるセーヌ川の水質問題でトライアスロンの練習が2日連続で中止されたのに続き公式競技まで延期された。現時点では再開の可否も不透明だ。

大会組織委員会の公式情報提供サイトによると、30日に予定された男子個人戦は31日午後5時45分に延期された。

これは31日午後3時に始める女子個人の人競技終了後だ。世界トライアスロン連盟は「数時間セーヌ川の水質が改善されたが、一部コースで依然として許容可能な数値を超えている」として延期理由を明らかにした。

これまでトライアスロンとマラソンスイミングが行われるセーヌ川の水質をめぐり内外で懸念が提起されていた。

開会式当日に豪雨が降って処理できなかった廃水がセーヌ川に流れ込み水質が悪化した状態だ。雨が降ると感染を引き起こす細菌の濃度が非常に高くなる。

ロイター通信は31日にも水質が改善されなければ男女とも8月2日に延期される可能性が高いと報道した。水質問題が改善されない最悪の場合、スイムを除いたランとバイクの2種による競技になる可能性も出ている。この日夜には豪雨の可能性も予報された状態だ。31日と8月1日にも雨が降る可能性がある。

フランスは今大会を控えてセーヌ川の水質改善事業に14億ユーロ(約2348億円)を投じた。パリ市長と組織委員長は懸念を払拭するためにセーヌ川で直接泳ぐ姿を見せた。

しかし豪雨の影響で水質問題が解消できず、28日と29日の公式練習が中止された。韓国選手団にはトライアスロンとマラソンスイミングに出場する選手はいない。